皇妃エリザベートの生涯と
ハプスブルク家
ただいま激動の時代の流れの中で製作中です

エピソード2|母ルドヴィカ、娘たちの結婚に悩み始める

このページは、エピソード1の続きです。

のびのび育ったエリザベートや姉ヘレーネ、娘の将来について、母ルドヴィカが頭を悩ませ始めます。

シシィ伝1エピソード2 母ルドヴィカ、娘たちの結婚に悩み始める

※音声は準備中です。

このページの内容

母ルドヴィカ、娘たちの結婚に悩み始める

母ルドヴィカは早くからエリザベートの結婚について悩んでいた。姉のへレーネはひどく真面目で美しかったが、このおてんば娘は一体どうしたらいいのか…。

未来の自分をまだ知らないエリザベートはそこまで美しいと思われていなかったし、エリザベート自身も思っていなかった。

しかし娘たちは年頃になり、ルドヴィカも苦慮していた。

そこへ姉であるゾフィー大公妃から、自分たちの子どもたちを引き合わせてはどうかと打診される。

ルドヴィカは姉を尊敬していたので、これは良い縁かもしれないと喜んだ。

ゾフィー大公妃とルドヴィカが企てた計画はこうだ。

間もなくフランツ・ヨーゼフ1世の誕生日である。そこで皇帝の誕生日をみんなで祝う会を催そう。

身内や客人はいるが、目的はただ一つ。

フランツ・ヨーゼフ1世の花嫁候補に、ルドヴィカの長女へレーネを。

エリザベートには、皇帝の弟カール・ルートヴィヒはどうだろうか、と。

カール・ルートヴィヒとも皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とも、エリザベートは幼少のころ会ったきりだが、カール・ルートヴィヒはエリザベートを気に入っていたのである。

良い話だった。あの尊敬する姉がいるハプスブルク家に縁付いてくれたら、こんな心強いことはない。

エリザベートの結婚、その妹たちの嫁ぎ先にある気苦労もまだルドヴィカは知らない。

こうしてルドヴィカはゾフィー大公妃と「皇帝とのお見合い計画」を立てていった。


前のエピソード「エリザベート誕生」に戻る
シシィ伝トップページに戻る

In English: Ludovika, a Mother Beginning to Worry About Her Daughters’ Marriages

Ludovika was beginning to be troubled by her daughter Elisabeth’s marriage prospects. While her elder daughter, Helene, was serious and beautiful, she wondered what could be done about her spirited and mischievous Elisabeth.

At this point, Elisabeth had no idea of the remarkable future that awaited her. She wasn’t widely considered a great beauty, and she didn’t think so of herself either.

Yet, as her daughters reached marriageable age, Ludovika began to worry.

It was then that her elder sister, Archduchess Sophie, suggested introducing their children to each other.

Ludovika admired her sister greatly and thought this might be an excellent opportunity.

The plan concocted by Archduchess Sophie and Ludovika was as follows:

Soon, Emperor Franz Joseph I’s birthday would be celebrated. They decided to host a gathering to mark the occasion, inviting family and guests. However, there was a hidden purpose.

The primary aim was to present Ludovika’s eldest daughter, Helene, as a potential bride for Emperor Franz Joseph I.

As for Elisabeth, she might be a good match for Franz Joseph I’s younger brother, Archduke Karl Ludwig.

Elisabeth had met both Karl Ludwig and Franz Joseph I during her childhood, and Karl Ludwig had taken a liking to her.

It seemed like a perfect arrangement. Establishing ties with the esteemed Habsburg family, led by her revered sister, would be a source of pride and security.

Little did Ludovika know the challenges that would come with Elisabeth’s marriage, let alone the marriages of her other daughters.

Thus, Ludovika and Archduchess Sophie embarked on their grand “matchmaking plan” for the emperor.

Next Episode: Coming Soon
Back to Previous Episodes
Back to Sisi Biography Top Page

関連記事

シシィ伝|皇妃エリザベート生涯① エピソード2「母ルドヴィカ、娘たちの結婚に悩み始める」の関連記事です。

その他関連記事

為になる用語集はこちらからご覧ください。
シシィをさらに理解できる歴史的背景なども揃えています。

参考文献

参考文献です。

全ての参考文献は、こちら からご覧ください。

皇妃エリザベート

  • ブリギッテ・ハーマン著/中村康之訳 「エリザベート 美しき皇妃の伝説」 上 ISBN 978-4-02-261488-9
  • ブリギッテ・ハーマン著/中村康之訳 「エリザベート 美しき皇妃の伝説」 下 ISBN 978-4-02-261489-6
  • 須貝典子著/片野優・写真 「美しき皇妃エリザベート」 ISBN-13 978-4309228761
  • 沖島博美著 「皇妃エリザベートをめぐる旅 ドイツ・オーストリア・ハンガリー シシィの足跡をたずねて」 ISBN 978-4309226842
  • 毎日放送 「皇妃エリザベート展」
  • NHKプロモーション 「輝ける皇妃 エリザベート展」
  • 南川三治郎 写真・文 「皇妃エリザベート 永遠の美」 ISBN 4-418-06515-6
  • 森実与子著 「エリザベート 美と旅に生きた彷徨の皇妃」 ISBN 978-4-404-04017-6
  • 桐生操著 「新訳 皇妃エリザベートとふたりの男たち」 ISBN 978-4062201926
  • 名香智子著/ジャンデ・カール原作/塚本哲也 監修・解説 「マンガ 皇妃エリザベート」 ISBN 4-06-256488-2

ハプスブルク家

  • 関田淳子著 「ドイツ王室1000年史 ヨーロッパ史を動かした三王家の栄華と終焉」 ISBN 978-4-8061-4856-2
  • エーリヒ・ツェルナー著/リンツビヒラ裕美訳 「オーストリア史」 ISBN 4-88202-580-9
  • 谷口健治著 「バイエルン王国の誕生 ドイツにおける近代国家の形成」 ISBN 4-634-64850-4
  • 亀井高孝・三上次男・林健太郎・堀米庸三 編 「世界史年表・地図」 ISBN 978-4-642-09569-3
  • 君塚直隆著 「立憲君主制の現在 日本は「象徴天皇」を維持できるか」 ISBN 978-4-10-603823-5
  • バーバラ・ジェラヴィッチ著/矢田俊隆訳 「近代オーストリアの歴史と文化」 ISBN 4-634-65600-0
  • 君塚直隆著 「君主制とはなんだろうか」 ISBN ISBN: 978-4-480-68477-6
  • 君塚直隆著 「貴族とは何か ノブレス・オブリージュの光と影」 ISBN ISBN: 978-4-10-603894-5
  • 久米邦武 編著/大久保喬樹 訳 「現代語縮約 特命全権大使 米欧回覧実記」 ISBN 978-4-04-400123-5
  • 山之内克子著 「物語 オーストリアの歴史 中央「いにしえの大国」の千年」 ISBN 978-4121025463
  • 山崎雅弘著 「第一次世界大戦への道 二度のバルカン戦争とオーストリア=ハンガリーの思惑」 ISBN 978-4-334-03824-3
  • 天野川夕子著 「中世ヨーロッパの城 平和時の城の生活、そして戦争と騎士」 ISBN 978-4-7926-1111-1
  • 川成洋 編集者代表/菊池良生 佐竹謙一 編者 「ハプスブルク事典」 ISBN 978-4-621-30681-9

>> トップページに戻る

このページの内容