ノイシュバンシュタイン城が東京ディズニーランドのシンデレラ城を思わせるのはなぜか？

ノイシュバンシュタイン城は、バイエルン王ルートヴィヒ2世が建造した非常に美しい城です。

ノイシュバンシュタイン城は東京ディズニーランドのシンデレラ城のモデルだと間違われますが、実はカリフォルニア州のディズニーランドの「眠れる森の美女」の城を建造する際に参考にされた城です。

なぜ間違うのか、あなたの子供時代に戻りながら、その理由を一緒に探っていきましょう。

ノイシュバンシュタイン城とシンデレラ城は小さなころの思い出にある

なぜノイシュバンシュタイン城を東京ディズニーランドのシンデレラ城だと思うのでしょうか。

理由は、私たちの小さなころの思い出や背景にあります。

確かにノイシュバンシュタイン城は東京ディズニーランドのシンデレラ城にも似ています。

しかし実際には、東京ディズニーランドのシンデレラ城は西洋の多くの城を参考に建造されました。

ではなぜ私たちは東京ディズニーランドのシンデレラ城にこんなにも魅力を感じるのでしょうか。

私たちは幼い頃から日本の昔話や大河ドラマ、時代劇を見てきました。

多くの女性は圧倒的におとぎ話や寓話の中のプリンセスたちに憧れたのです。

西洋のプリンセスに憧れた子ども時代

日本にも現存する城や復刻された城が多数存在します。

歴史を学ぶ上で私たち日本人は、日本の城の美しさを感じると共に次のように思うのではないでしょうか。

「日本の歴史に出てくる姫君(プリンセス)たちは、海外のプリンセスとは程遠い…。」と。

何しろ絵本やアニメの中のプリンセスたちは、美しくキラキラとしたドレスに身を包み、素敵な王子様とダンスを踊っていましたから。

シンデレラ城がノイシュバンシュタイン城と私たち日本人と結びつくのは、このような背景からでしょう。

召使いがいたり、舞踏会を開いたりして、幼いころの自分が西洋のプリンセスになりきってしまうほどの魅力があるのです。

プリンセスは大変！現代の一般人で良かったと思う理由

プリンセスが美しいドレスを着て楽しい毎日を過ごす生活。

多くのマンガに今もたくさん存在するのは、皆さんすでにご存知のとおり。

プリンセスが美しいドレスを着て楽しい毎日を過ごす生活。

多くのマンガに今もたくさん存在するのは、皆さんすでにご存知のとおり。

そんな中私たちは成長し大人になるにつれ、日本の城や海外の城、そして各国のプリンセスたちのしがらみを知っていきます。

きっと「現代の一般人で良かった」と感じるのではないでしょうか。

日本のプリンセスたちも、きっと美しかった。

そして「大きな重積を背負っていたのは日本の姫君も西洋のプリンセスたちも同じである」と気がつくのではないでしょうか。

皇妃エリザベートは苦しみの末、公務を放棄した。エリザベートの妹たちも、完全なる政略結婚の末亡命生活を余儀なくされた。

日本の姫君たちはそれすらも許されず、御台所になると決まれば養子に次ぐ養子を重ね、初めて「御台所」となった。

歴史を遡れば、あの姫も、あのプリンセスもと気付くはずです。

大人になっても憧れはそのままに、私たちは彼女たちを理解し愛し続けているのです。

ノイシュバンシュタイン城への憧れはそのままに

西洋のプリンセスへの憧れは、私たちの心の中にずっと残り続けます。

プリンセスは、皆さんに「素敵な本物のプリンセスや王子様」が現れても、きっとずっと変わらない憧れです。

東京ディズニーランドのシンデレラ城もノイシュバンシュタイン城も、エリザベートやルートヴィヒ2世の記憶と共に、これからも私たちの心の中に永遠に生き続けていくことでしょう。

ノイシュバンシュタイン城の詳細は下記のとおりです。

ノイシュバンシュタイン城紹介

バイエルン王ルートヴィヒ2世は、1869年、この夢の城ノイシュバンシュタイン城を建造し始めました。

1886年、完成されないままルートヴィヒ2世はノイシュバンシュタイン城に移り住みますが、たった102日後、ベルク城に軟禁されることになります。

自分の思い描く城の建造に夢中になった夢の王ルートヴィヒ2世。

彼はベルク城に軟禁された翌日、シュタルンベルク湖畔で謎の死を遂げるのです。

バイエルン王ルートヴィヒ2世に関する詳細記事

詳細記事もぜひご覧ください。

参考文献

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